海外の薬を安全に個人輸入する為に。正しい医薬品個人輸入代行サイトの選び方
「海外の薬の個人輸入を考えているが、どこの代行業者に依頼しようか?」
「初めて依頼するから不安…ちゃんと届くのだろうか?」
薬の個人輸入は薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)で厳しく制限されています。
原則として、下記のようなことを守らなければなりません。
- 薬の個人輸入は自分自身で使う場合にのみ可能(他人への譲渡・販売は違反)
- 決められた数量のみ可能(医薬品または医薬部外品の場合:1品目24個まで)
など
※数量以上輸入したい場合は、別に薬監証明(輸入確認申請書)を受ける必要があります。 (薬監証明とは:販売目的の輸入ではないことを証明するもの。厚生局へ書類の提出が必要。※医師が治療目的で個人輸入する場合等に使用)
◆外国語の不安や支払い・配送方法の指定など、色々と分からない事だらけで、代行業者への依頼を考えている方も多いと思われます。
ここでは安心して代行業者に依頼できるよう、下記の3つを解説していきます。
- 個人輸入代行業者の特徴
- 違法にならない代行手続き・違法になる代行手続き
- 安全な代行業者の選び方
この記事を読んで、不安なく安全に個人輸入できるようになれれば幸いです。
医薬品の個人輸入代行業者の特徴
上記の通り、お伝えしましたが、薬の個人輸入は薬機法に基づいて行わなければなりません。
もちろん代行業者の代行手続きも、きちんと薬機法で制限されています。
<違法にならない医薬品の個人輸入代行>
- 薬の購入者は、個人輸入代行業者に希望する商品の輸入を依頼する。
- 購入者は、個人輸入代行業者の手数料が上乗せされた価格を支払う。
- 個人輸入代行業者は、預かった代金等をとりまとめ、送付先等リスト(消費者の氏名、現住所等)とともに、外国の販売業者に送付する。
- 外国の販売業者は、購入者に対し、直接商品を送付する。
反対に、違法になってしまう代行の手続きは以下のようになります。
<違法になる医薬品の個人輸入代行>
例)
- 個人輸入代行業者が、国の承認を受けていない医薬品の商品のリストを不特定多数の者に提示し、その購入者を募ること(ショッピングサイトの様な見せ方)
- 個人輸入代行業者が、あらかじめ注文を見込んで、個人使用目的として輸入していた商品を消費者に販売すること。
- 消費者の注文を受け、自らの資金で商品を輸入し消費者に販売すること。
- 薬の購入者が個人輸入代行業者の提示するリスト中の、特定の商品の輸入手続きを依頼すること。
参考サイト:
厚生労働省 個人輸入代行業の指導・取締り等について
これにより、正しい医薬品の個人輸入代行サイトでは、
- 欲しい商品を検索する際、きちんと正式名称で検索しなければならない(商品のリストを購入者に提示しないようにするため)
- 購入者の注文を受けてから、現地の業者へ依頼しなければならない(在庫を抱えないようにするため)
という点を徹底しています。
薬の個人輸入の代行手続きは、このように厳しい条件をクリアしなければなりません。
取り締まりは年々厳しくなっていますが、中には薬機法に違反している業者もあるため、利用する際はきちんと覚えておくとよいです。
実際に薬の個人輸入代行のトラブルは多発しています
日本では未承認の医薬品を輸入・販売し、実際に健康被害に遭ってしまったり、中には死亡例も多数確認されています。
参考サイト:
厚生労働省 健康被害情報・無承認無許可医薬品情報
また、そもそも購入した商品が届かず、個人輸入代行業者に連絡したくてもメールアドレスのみで返事が来ない…という例も。
安全に海外の医薬品を使うために、あらかじめ医師や薬剤師に相談・確認する必要がありますが、なにより個人輸入代行業者選びも大事な要素になってきます。
安全な個人輸入代行業者を選ぶには:ポイントは3つ
せっかくお金を出して購入するんですから、安全な業者へ依頼したいものです。
次のポイントをおさえた業者に依頼する事をおすすめ致します。
①運営元が日本の会社であること。
運営元が海外の会社だと、細かい言葉のニュアンスの違いで、問い合わせ時にトラブルになることも。
日本を拠点とした法人会社だと、日本語で丁寧にサポートしてくれますので、もしものときでも安心です。
②サポートが充実していること。
連絡先がメールアドレスのみで、電話番号が記載されていない業者は要注意。
電話・メールどちらでも連絡ができて、きちんと会社の所在地が明記されているところを選ぶようにしましょう。
個人輸入代行は、お客様からの注文を受けてから、現地の業者へ注文、そこから発送となりますので、お届けまで4,5日〜長いと3週間以上かかることもあります。
初めての方だと、「なかなか届かない…」とどうしても不安になってしまいますね。
そんな時、すぐに連絡がついて、かつ日本語での確実なサポートがあれば、スムーズにやりとりできて不安を軽減できると思います。
③長く運営されていること。
薬の個人輸入代行に限らず、どの業者にもいえますが、長く営業・運営されている業者を選ぶのも大切です。
長く運営されているということは、たくさんのお客様が利用し、経験・実績・ノウハウが積み重なっているということ。
また現地の複数の業者とも信頼関係が確立されていますので、安心して利用できると思います。
医薬品の個人輸入代行業者を利用する際は、この3つのポイントを意識して探してみてください
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